お片づけノウハウClean up know-how
第5回 パソコン 買取り
廃棄しようとしても面倒であるために手をつけることができず、部屋の片隅でホコリをかぶって眠っているというパソコンもあるでしょう。
簡単に粗大ごみとして処分することができなくなってから、そのようなパソコンも結構多くなっているのではないでしょうか。
2003年から施行されているリサイクル法によって、「廃棄」ではなく「リサイクル」することになっているパソコンを処分する方法は、いくつかあります。
ひとつは販売したメーカーが責任を持って回収することになっているため、その手続きにしたがって回収してもらうという方法です。
自作パソコンのように回収するメーカーが存在しなくても、パソコンのリサイクルを促進している団体である一般社団法人パソコン3R推進協会に依頼することができます。
この方法は、回収の際にさまざまな書類を作成したりパソコンを購入するときにリサイクル料を支払っていなければ回収時に支払ったりするといった手間こそかかりますが、もっとも確実な方法であるということができます。
手間をかけずに手放す方法としては、新しいパソコンを買い換えるときに下取りへ出すこともひとつの手です。
大手家電量販店やPCショップなどで、下取りサービスがあります。
また、リサイクルショップに売却しても良いのですが、問題となる点はパソコンに残っているデータの削除です。
個人情報、さまざまなパスワードやアカウント情報が漏洩することを防ぐためには、中途半端にデータを削除しても復旧される可能性があります。
データ削除用のソフトを使い、完全な削除をしなければなりません。
パソコン 廃棄に対応している不用品回収業者もたくさんありますが、悪質な回収業者とのトラブルには気を付けたいところです。
不用品回収をするためには、市町村による「一般廃棄物収集運搬許可」が必要になりますが、無許可の違法業者も多数存在しているという現状もあります。
回収されたパソコンがどのように処分されているのかはわかりませんし、無料引き取りとしながら高額を請求されるということもあります。
廃棄方法はいくつかありますが、安全な方法で気持ち良くお世話になったパソコンを手放したいものです。
