お片づけノウハウClean up know-how
第2回 不用品回収
モノがあり余っているといわれる今、使わなくなったものである不用品が激増しています。
パソコンなどのIT製品は2、3年で更新されるため、すぐに古くとなってしまいます。
自転車も随分と放置されるようになりました。
テレビなどの電化製品も安いものが随分と出回り、まだまだ使えそうなものが不用品となっています。
また、高齢化社会となった今、孤独死などのかたちで身寄りのない人が自宅で亡くなるということも多くなりましたが、亡くなった後にはその方の生活品が不用品として多量に残ります。
このようにたくさんの不用品が出てきてしまう今の時代では、手間をかけずに不用品を片づけたいという人が多くなり、一方回収することで利益を得ようとする人も増えています。
つまり、不用品回収業者が増加しているのです。
エコロジーを好む時代背景もあって、リサイクルやリユースなどをうたう業者は多くあります。
そのような市場が大きくなってきているわけですが、その中で不法に利益を上げようとする業者もいます。
不用品は要するに手元にあると邪魔なものであり、処分するにはお金がかかります。
不用品回収業者は、回収した不用品を適正に処分してその差額を利益として得ています。
不用品の処分にかかる費用と手間が少ないほど、多くの利益が得られることになります。
そのために不用品を不法投棄したり、リサイクル法にもとづいた処分をしなかったり、産業廃棄物として処分しなかったりするなどといったように、不適切な処分をしている業者も増えています。